ちょうどいい心地 〜 MedicalAroma illuminate ブログ

メディカルアロマに関することはもちろん、わたしを取り巻く日常を含めて徒然と綴っていきたいと思います。

ピカピカのタンクの中で起きている事

こんにちは!

「いまのアナタにちょうどいい!」をメディカルアロマでお手伝い。Medical Aroma illuminate です。世間に違わず夏休みの私。ここぞとばかりにブログの連投ですw

 

JMAAで使われるプラナロムの精油。付帯する成分表には抽出方法の記載もありますが、柑橘系の精油などを除きほとんどの精油は「水蒸気蒸留法」という方法で精油の抽出が行われています。

 

でも、水蒸気蒸留法って?

 

読んで字のごとく水蒸気を使って精油を抽出するわけですが、精油生産者の工場の様子を探してみると・・・
ステンレスと思しき大きなタンクに管が出ていたりするわけで(;´・ω・)
中の様子がまったくもって、想像できませ――――ん!

・・・戸思っていた矢先に見つけた、「水蒸気蒸留法ワークショップ」しかも、器具はガラス製のため工程がよくわかる!


ざっくり言いますと、

お水の入った窯に入ったスノコの上にハーブを乗せて水蒸気をあてる⇒ハーブの成分を含んだ水蒸気を冷却、水分(ハーブウォーターと呼ばれる香り付きの水)と精油が抽出、なわけですが・・・結論から申しますと、自作の装置で純粋な精油を取り出すことは非常に困難!

というのも、精油を取り出すには冷却後の蒸留水を「セパレーター」にかけてあげなくてはいけないのです。

セパレーターにかけなくても取れた蒸留水にはうっすらと精油が浮いてはいるのですが、これをスポイトなりで吸い上げるのは至難の業。精油単体として取り出すにはやはり、専用の器具が必要ですね。

今回使用した器具についていたセパレーターも構造自体は複雑ではないのですが、水分と精油を効率よく分離できるように工夫されていました。

 

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精油とハーブウォーターへの分離の精度た検査機関に回して成分分析にかけるわけでもない為安全性についても「自己責任」となってしまいますが、あのピカピカの大きなステンレスのタンクの中で何が起こっていたのかを知れたのは大きな収穫でした。